未来を買う

未来に不安を持つ若者のブログ

木に感じる魅力

 

私は木が好きです。

 

木は生物学的には1次生産者に該当し、ほとんどの生物が必要とする酸素を供給しています。

また、木は生物にとっての住処も提供します。森は天敵となる生物から身を隠すに最適な場所。

鷹などの捕食者は森林のような入り組んだ場所を巧みに飛ぶイメージがあるかもしれませんが、ほとんどはこのような森林などの切れ目や、複数の住処を繋ぐ道(コリドーと呼ばれます)など、見やすい場所を狩場とすることが多いそうです。

 

人間にとっても、木材は住居の躯体などに使用されたり、燃焼され暖房や炊事等に使われています。天然無垢材はホームシックなどの原因となるアレルゲンフリーや、カーボンオフセット(CO2の排出量が木の一生をトータルで見た場合、+ー0となること)で環境にも負荷をかけにくいといった特徴を持っています。

 

私が木を好きになったきっかけは、木材の”香り”でした。

スギやヒノキなどの木材は独特な香りを放ち、私にとってはとても落ち着く香りでした。

多くの木がある中でも私が特に好きな香りがするのは”クロモジ”という木です。

※写真はありません!

クロモジはクスノキ科の落葉低木で、樹皮に黒い斑点があるのが特徴です。

クスノキはタンスに入れて防虫をする樟脳としての役割があります。

クロモジも同じく枝葉から柑橘系の爽やかな芳香がします。

このような木の芳香成分はフィトンチッドと呼ばれ、防虫・殺菌効果のある揮発油成分です。リラックス効果があると言われ、森林浴などがストレス発散に良いと言われる1つの理由ともなっています。

クロモジは高級な爪楊枝の材料としても販売されています。殺菌成分と爽快な香りが最適な用途となっています。

 

国内の木材利用が減衰する昨今、無垢の木の魅力がもう一度浸透するといいなぁと、常々思っています。

日本の木材利用がずっとずっと推進されますように😌